【次回展のお知らせ】 ANTEROOM TRANSMISSION Vol. 4 - Fade In / Fade Out
中村美和子は、すでに存在する空間を一つの視点からドローイングすることで「ものの重なり」と捉え、日常のなかで出会う形や構造を抽出します。中村はその「重なり」を再構成し、何かを切り抜いた後に残る空白や空間のようなモチーフとして平面作品へと展開します。
LANPは、キャンバスや壁画を用い、日本の原風景と人物が登場する未来的な物語性を感じさせる作品を制作しています。ヒップホップクルー「WARAJI」としての活動に加え、近年では漫画家として表現の領域を広げています。
ブレーメン(ドイツ)を拠点に活動するディルク・マーティンは、線やオブジェクトが記号的に登場するシリーズなど、キャンバス上でのグラフィティの可能性を探究しています。1989年に雑誌『エアロゾル・アタック』を共同創刊以来、世界中のヒップホップシーンにおける情報収集と研究を続けています。本展では、BMXやブレイキングダンス、グラフィティなど、都市空間における遊びから発展し根付く文化を「言語」として捉え、都市を構成する道路や建物、グラフィックをその地の文化や歴史を刻む「文字」と解釈します。1970年代〜90年代に生まれ、手法も活動のフィールドも異なる3名の作品を通して、郊外や都市、国境などスケールを交差させていくことで現代における多層的な文脈を考察していきます。また、若手作家育成を目的とする本プロジェクトでは、従来の枠組みを見直し、活動歴10年未満(年齢・学歴不問)の作家を対象とし、招待枠による中堅作家との取り合わせを行うことで、新たな可能性を広げ、アートプロジェクトとしてのさらなる発展を目指します。皆様のご関心とご来場を心よりお待ち申し上げております。
会期:2024年12月7日(土)〜2025年2月2日(日)
時間:10時~20時会場:ホテル アンテルーム 京都 l GALLERY 9.5
住所:京都市南区東九条明田町7番
TEL:075-681-5656
出展作家:中村美和子、LANP、ディルク・マーティン
推薦者:原田祐馬(UMA / design farm)、BAKIBAKI、豊川泰行(HOTEL ANTEROOM KYOTO)
企画:上田聖子(MISENOMA)
グラフィック:後藤大樹(Foot Print)
英語翻訳:松山のぞみ
設営:渡邊潤(J.WAT)
撮影:松見拓也
問い合わせ先:contact@misenoma.com(企画)info@hotel-anteroom.com(広報:熊崎)オープニングレセプション:12月7日(土)時間未定。詳細は追ってお知らせいたします。
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2024.09.13